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毎月分配型の投資信託の罠?!分配金は利益じゃないかも?

      2015/06/18

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毎月分配型の投資信託は、言葉の通り 毎月分配金が もらえる投資信託です。

毎月の分配金は、指定した口座に振り込む事もできますし、分配金を再び投資の資金に再投資する事もできます。

毎月分配金がもらえるので 特に60歳になり会社を退職して収入がなくなったり、年金だけの収入では不安だという方は、毎月定期的に収入が入る事に とても魅力を感じると思います。

しかし そこが毎月分配型の投資信託の魅力であり、罠でもあるんです。

 

分配金には、「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の2種類があります。

普通 分配金は、資金を運用した結果 利益がでた時に支払う分配金です。

元本払戻金(特別分配金)は、利益がでてないのに支払う分配金で 元本を取り崩したお金なんです。

だから 元本払戻金(特別分配金)で分配金をもらっても 投資信託で稼げているわけではないんですね。

 

投資信託の場合は、投資なので資金を運用して得た収益を投資家に分配する仕組みですが、預貯金の利息と違い 投資信託の場合は、目標利回りがあっても運用益は決まっておりません。

投資信託は 損をするリスクもありますし、毎月決まって稼げるものではありませんよね。

なのに なぜ 毎月分配型の投資信託は、定期的に分配金を支払うことが出来るのか?

確かに 資金運用が上手くいっていて分配金を払っているかもしれませんが、利回り以上の分配をする場合は、元本を取り崩して 元本払戻金(特別分配金)で分配しているんです。

だから 分配金は運用益ではなく 預貯金を取り崩している状態になっている場合もあるんですよ。

 

分配金をもらったからといって 喜んでいてはいけないんです。元本払戻金(特別分配金)で分配している場合は、投資している資金が減っているって事で 投資信託の基準価格が下落するんです。

分配金が高いからといって 投資信託で稼げているわけではないんです。

いくら分配金が多くても 自分の資金を切り崩しているのであれば 意味がありませんよね。

 

だから 投資信託を選ぶ時には、分配金ではなく トータルリターンに注目する必要があります。

トータルリターンとは、年間の利益あるいは損失のことで 投資信託でどれだけの%で損益がでたかを知る事が出来るんです。

例えば 500万円の資金を投資信託で運用してもらい 分配金で年間50万円もらえても 運用益が年間5%だったら25万円の運用益なので 後の25万円分は、投資した元本が減っているって事になるんです。
※手数料などは考えていません。

1年間の運用成績より 分配金の分配率の方が高ければ 元本を取り崩して 分配しているんですね。

 

そして 元本を取り崩しているって事は、運用している資金が減っているので 同じ運用益なら運用益が毎年減っていってしまいます。

さらに 運用成績がマイナスなのに 元本払戻金(特別分配金)で分配して 完全に損をしているのに 分配金がもらえているから 稼げていると勘違いしている方もいるんです。

分配金に目がくらみ 全体的なパフォーマンスを見ないで 投資信託をすると損をしてしまいますよ。

投資信託を選ぶ場合は、分配金より トータルリターンと実績を考慮する事が大切です。

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