REIT(不動産投資信託)を選ぶポイントを学ぶ!投資信託でも不動産投資が出来る!
2015/07/08
REIT(不動産投資信託)とは、多くの投資家から資金を集めて不動産を購入し、賃料や売却益を投資家に分配する投資信託です。
普通は、不動産投資を始めるには、多くの資金が必要になり 個人の方では難しかったのですが、REIT(不動産投資信託)により 不動産投資が身近になったといえます。
REIT(不動産投資信託)により、不動産投資を少額資金で出来るからと思って 何も考えないで始めようと思われる方もいるかもしれませんが、REIT(不動産投資信託)は、いろいろな種類があり投資対象や投資方針で運用成績も全然違ってくるんです。
だから REIT(不動産投資信託)をきちんと理解して選ぶ必要があるんです。
では、まずREITの投資対象について説明します。
REITの投資対象が不動産といってもオフィスビル・住宅(マンション等)・ホテルやリゾート施設・倉庫などいろいろな種類があるんです。
そして 複合型REITといって特定のジャンルの不動産物件ではなくいろいろな種類の不動産を組み入れているタイプのREITもあります。
オフィスビルの場合は、企業の新規参入・廃業などがあるので需要が変化しやすく景気の動向を受けやすく、ハイリスク・ハイリターンといえます。
住宅(マンション等)の場合は、比較的 安定しているのが特徴で、ローリスク・ローリターンといえます。
ホテルやリゾート施設の場合は、ホテルの営業方針や観光客などの動向で大きく収益がかわりますので、同じホテルやリゾート施設関係のREITでも運用成績にバラツキがでます。
物流などに使う倉庫の場合は、テナントの入れ替わりなどが少なく安定しているともいえますが、物流などに使う倉庫は規模の大きな倉庫になるので、テナントの退去によって次が見つかるまでの収益が無くなり次が見つかるまで時間がかかる可能性が高いというリスクがあります。
そして 日本国内と海外によってもREIT(不動産投資信託)の運用成績が違ってきます。
海外であれば 先進国・新興国や特定の地域など いろいろな国がありますので、国によって景気動向が違いますので、大きく運用成績が違ってくるんですね。
REIT(不動産投資信託)のメリット・デメリットについても簡単に説明しておきます。
REITのメリットは、基本 不動産投資は、比較的運用成績が安定しておりますし、物価が上がれば、土地価格や賃料なども上がる傾向があるため、「インフレ」に強いといえます。
そして普通の不動産投資と違いREITの場合は少額資金で始める事が出来ますし、急に資金が必要になった場合でもREITであればすぐに売買する事ができるんです。
REITのデメリットは、投資法人が倒産するなどのリスクや不動産市場全体の環境変化でのリスクがあります。
そして 不動産なので地震や洪水や火災などの災害によってのリスクもあります。
簡単にREIT(不動産投資信託)について説明しましたが、REITの選び方ですが、基本は過去の運用成績を比較して、自分の取れるリスクを考えて選ぶ事になります。
例えば なるべく安全第一であれば、日本国内の住宅(マンション等)を中心としたREITを選ぶという感じです。
リスクを負っても大きなリターンを望むのであれば、海外の新興国中心のREITを選ぶという感じです。
投資信託の選び方は、基本は同じなので リターンや標準偏差やコストを吟味して 自分にあったREITを探すという事になります。
投資信託の選び方については、下記のページを参考にしてください。
→ 検索機能を使って良い投資信託を探し出す!!
→ 投資信託の選び方